2022年5月の下旬、美味しいお蕎麦を求めて山形県大石田町にある【七兵衛】に行ってきました。
お店は山間にある次年子(じねんご)地区の高台にあります。
数年ぶりの来訪です。

外観は『田舎の親戚の家』のような昔ながらの雰囲気です。
店内も畳の座敷席のみで、まさにその表現がぴったりな雰囲気の店内です。
お客さんで大変にぎわっていますが、とっても落ち着く雰囲気です。
平日、月曜日にうかがいましたが席は満席。
混んでいるんだろうなぁと思って、早く来ましたが外の列に並びます。

外の列とは言っても列に並ぶ感じではありません。
まず店内に入って番号札を渡されます。
よくある「受付表みたいな紙に名前を書く」システムではないです。
お店の人に「外のベンチのあるところで待っていてください。」と案内されます。
ちなみに、このときは番号札7番でした。

外で待っていること15分くらい。
お店の人が外に出てきて、元気のいい大きな声で『7番さーーん』と呼んでくれます。

あらためて手指消毒を済ませ、玄関のドアを開けて店内に入ります。
座敷席のため、靴を脱いで下駄箱って感じのところに靴を置きます。
案内された席へ座ります。
メニュー表などはありません。
そば(食べ放題)1,300円のみです。
注文を聞かれることはないので、席で待っているだけになります。
席で待っていると、わらびの漬物や昆布の煮物、きくらげを煮た一品料理が運ばれてきて、そばのつゆが運ばれてきます。
お通し代のような料金はかかりませんので安心してください。

それぞれ小皿に盛り付けられた、わらび、こんぶ、きくらげがそもそもとても美味しいです。
これからお蕎麦の食べ放題が来る前ですので、美味しすぎて箸が止まらないところですが、あえて我慢して待ちます。

いよいよ、お蕎麦の登場です。
打ちたて、茹でたての力強く太い、黒々とした田舎そばです。
風味が抜群で、蕎麦の味が濃いのが美味しいんですよね。

つゆを入れる器には、すでに白濁した汁が入っています。
これは辛味大根の汁です。
この辛味大根の汁につゆを入れて、そばをいただきます。
最初は、「辛っ」となると思いますので、つゆをいっぱいつけ過ぎないで食べるのがおすすめです。
この辛みと、大根の甘みと、つゆの塩味とがあいまってそばが進む進む。
あっという間に、一杯目完食です。
茹でたての蕎麦が、どんどん運ばれてきます。
他のお客さんにも、『おかわり、どうぞ』といって、いやおうなしに置かれていきます。
「2杯目いかがですか」とは聞かれません。
当然のように置かれます。
3杯まで、ぺろっと平らげると、さすがにお腹にきました。
「お客さん、4杯目はどうされます?」と聞かれましたので、『聞かれるんだぁ』と内心驚きながら、「いただきます。」と答えました。

4杯目も完食しまして、満腹、大満足です。
蕎麦の香り、コシの強さ、蕎麦本来の味、つゆの味もさることながら、山の中で澄んだ空気の中で食べる雰囲気も美味しさを倍増させます。
まさに、ここでしか食べられない蕎麦です。
メディア等でも紹介される超人気店の【七兵衛そば】ぜひ、また伺いたいです。
【七兵衛そば】
定休日:木曜日
営業時間:11時00分~15時00分
住所:〒999-4141 山形県北村山郡大石田町次年子266
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